大注目!!若手キャディー 塚本岳さん独占インタビュー

河野製作所 広報担当 小林です。私が広報になって早1年がすぎ、2回目の春を迎えました。
春といえば、さまざまなスポーツにとっても開幕の季節!ゴルフもその一つです。先日も松山英樹プロの活躍が話題となっていましたね。実は河野製作所では、ご縁がありまして、現在女子プロゴルフ界でキャディーを務められております塚本 岳(つかもと がく)さんとスポンサー契約を結ばせていただいています。昨シーズンは肩にクラウンジュンのワッペンをはって、ツアーを回っていただきました。お気づきの方、いらっしゃったでしょうか??ベテランが多いキャディーの中ではめずらしい、若手でご活躍されている塚本さん。今回は、そんな塚本さんに河野製作所 独占インタビューをさせていただきました。

Q、ゴルフを始めたきっかけはなんですか?

ゴルフを始めたのは、ゴルフをやっていた父の影響です。10歳の頃、友達の家族と一緒にゴルフに行く機会がありました。その時に遊びで初めてやったのですが、これがなかなかに難しく、すぐには打てなかった。けれど、その分グラブに当たったとき、すごくうれしかったんです。そこから、簡単にはこなせない難しいことへ挑戦していくのが楽しくて、ゴルフにすっかりはまってしまいました。中学校、高校とゴルフ部のある学校へ進学、大学でもゴルフ部の強い明治大学に進み、コーチに支えられながらプロの道を目指して頑張ってきました。

Q、プレイヤーとしてもプロを目指せる腕前と伺いました。なぜキャディーの道を選んだのですか?

本格的にキャディーになろうと決めたのは、大学3年生の終わり頃です。以前より顔見知りだった原英莉花プロが海外で試合をする際に、自分の海外試合経験が買われ、1試合だけキャディーをお願いされたことがきっかけでした。その試合で、改めて原プロのゴルフを見たのですが、海外ツアーでも勝てるのではと思うくらいスケールの大きなゴルフで、大変感化されました。キャディーとして一緒に戦い、良い成績を残すことが出来たこともあり、とても楽しい経験となったのです。自分の「海外で戦える選手になる」という夢を原プロなら実現できるような気がして、それを近くでサポートできたらいいなという気持ちが生まれていきました。考えた末、プロゴルファーへの道ではなく、選手を支え、ともに戦うキャディーという職業にチャレンジしてみることにしました。

Q、キャディーの仕事について教えてください

プロのキャディーは一般のキャディーとは少し違っていて、プロ選手1人にキャディー1人がついてプレーに臨みます。ルール上、試合中にプロゴルファーにアドバイスしていいのは、コーチでもなく、家族でもなく、実はキャディー1人だけ。つまり、プレーの間、唯一キャディーだけが、選手と会話ができる存在なのです。基本的には、風の方向、残りの距離を見て、打つためのクラブを選んだり、グリーン上のラインをよんだりするのですが、その中で選手の調子や、求めていることを考えながらアドバイスをしていきます。プレー外では、何でもない話をして気持ちを和ませるなどして、メンタル面も支えるようにしています。

Q、キャディーの仕事の楽しいところは?

やはり選手と意見があって、選手がいいショットを打てたときには、いいなと感じます。また、選手が自分の考えを信じて、アドバイスを聞き入れてくれたプレーがうまくいったときにやりがいを感じます。
アメリカのプロは1年を通して、同じキャディーと契約し、パートナーとして戦うことが多い。それに対して、日本は、1試合1試合契約をすることが多いです。自分はそんな日本では珍しく、原プロと1年間組ませていただきました。それにより、信頼関係を築きながら、悩みや不安を共有して取り組むことが出来た。その分、勝った時の喜びもひとしおで、より充実した仕事ができていると思います。

Q、キャディーという仕事の魅力は?

選手にうまく言葉をかけることが出来るようになってくると、いままで選手が持っていたもの以上の力を引き出せるようになる。その点に魅力を感じます。またキャディーをやることで、試合展開を客観的にみることが出来るようになり、ゴルフへの見地が深まったと感じていて、そこもとても面白いです。プレーしていると自分の事に集中しているので、あまり周りが見えなくなることがあるのですが、ちょっと一歩引いて下がってみると見えてくるものが違ってくる。それをうまく活かした試合展開ができたとき、心から面白いと感じます。

Q、最後に一言お願いします。

まだまだ未熟ですが、一流なキャディーになれるようもっともっと技術を身付けていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。

塚本キャディー、ありがとうございました。どんな質問にも真摯に答えてくれる塚本キャディーの姿に、応援したい気持ちが一層深くなりました。今後ともご活躍をお祈りしております。そして、河野製作所をよろしくお願いいたします。

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