交流授業レポート ー緑町中学校ー

こんにちは!コーポレートコミュニケーション部の森です。

千葉県内の中学校で実施されている交流授業についてお届けしている交流授業レポートシリーズ、第4弾です!

今回は、緑町中学校で行った交流授業の様子について、お伝えしようと思います。

目次

ワークショップ参加メンバー

今回ワークショップを担当したのは、技術職のIさん。

Iさんは大学院で生物分野の研究をした経験から「命に関わる職に就きたい」と考え、当社に入社しました。主力製品である手術用縫合糸の製造を担当する、当社期待の若手社員です。

複雑な針製造機をチェックするIさん

そして、コーポレートコミュニケーション部から、私も一部ワークショップを担当させて頂きました!

事前学習発表と質疑応答

まずは、生徒の皆さんが当社のことについて事前学習してくださったとのことで、その内容についての発表からスタート。当社への第一印象と調べてわかったことについて、生徒の皆さんの感じたことを交えながら伝えて頂きました。意欲的に調べて頂いたことが伝わってくる素敵な発表に、発表途中からもう心の中での拍手がとまりません。

当社が大切にしている「チャレンジ精神」をしっかりと汲み取ってくださっていて、とても嬉しく思いました。また、発表にあたってパワーポイントも制作されていて、その完成度の高さにもびっくり。

その後は事前学習をとおして浮かんだという疑問についてお答えしました。しっかりと事前学習されただけあって、疑問の内容も簡単には答えられない深いものばかり。思いがけず私たちも社会人の原点に立ち返る機会となりました(笑)

質問に答えるIさん。深い・・・

ワークショップ -針が加工されている理由を知ろう-

事前学習発表のあとは、こちらが用意したワークショップを行いました。

ワークショップのテーマは『針が加工されている理由を知ろう』

ということで、まずは縫い針と製品の手術用縫合針を使い比べてもらうために、手術の縫合を体験してもらいます。実際に手術で用いる道具を使うため、事前にしっかりとレクチャー。

体験では、切ったスポンジを皮膚に見立て、縫い針と手術用縫合針それぞれで縫い合わせてもらいました。縫い針では思うように縫い進められない一方で、手術用縫合針ではさくさく縫い進められるその違いに、「すごい!」と声をあげている生徒さんも。

縫合体験の様子。前のめりに取り組んで頂けました!

はじめは苦戦していた生徒さんも、すぐに慣れて皆さんすいすい縫い進めておられました。針が曲がっているのは、動かせないもの(組織)をしっかり縫うためということを、身をもって理解して頂けたのではないかと思います。

つぎに、手術用縫合針にはどんな加工がされているかを知って頂くために、実際の針をマイクロスコープでお見せしました。曲がっていたり、潰されていたり、色がついていたり・・・。すべての加工には理由があるというIさんのお話に、生徒の皆さん興味津々の様子でした。

最後に

今回の交流授業にあった生徒の皆さんの事前学習と発表。実はこれ、緑町中学校ならではの取り組みのようで、今年度から交流授業を担当したIさんと私にとっては初めてのプログラムでした。そのためどんな発表なのか、どんな質問がくるのか、皆さんの学習を踏まえた内容にできるのか、実はいつも以上に緊張していました、、、!

最後に生徒の皆さんから頂いたのは、ワークショップや質疑応答の際にお答えしたことに触れた、お伝えしたことを余すことなく受け取ってくださったことがわかる素敵な感想。皆さんの学びをより深められる時間にできたのかな、とほっと胸をなでおろすことができました。

緑町中学校の皆様、今回は貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。

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